外壁の塗装色によって家の印象が大きく左右されます。実際に選んだ色が思ったよりも鮮やかすぎたり、周囲の環境と調和しなかったりして、失敗してしまう例も少なくありません。
そこで本記事では、色選びの失敗例を4つ紹介します。あわせて失敗を防ぐコツも解説しているため、外壁塗装工事で失敗したくないと考えている方は参考にしてください。
また、以下の記事では西湘エリア（足柄上郡・二宮町・大磯町）でおすすめの塗装会社を紹介していますので、依頼する会社選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装色失敗例4選
外壁塗装の色で失敗してしまった例は、以下の4つが挙げられます。
それぞれの失敗例を解説するため、事前に把握しておき、失敗を防ぎましょう。
①理想のイメージと違った
外壁塗装でよくある失敗の1つが、完成したときに理想のイメージと違ったと感じることです。
サンプルでは理想的に見えた色でも、実際に広い面積に塗ってみると印象が大きく変わることがあります。朝の早い時間帯や日中は太陽の光が直射することで色が鮮やかに見え、午後や夕方は光が和らぐことで色合いが落ち着いて見えます。
そのため、実際の壁に塗った時に光の当たり具合や周囲の景観・気候によって、色味が大きく異なって見えるかもしれません。理想のイメージと実際の施工のギャップが生まれてしまう可能性に注意しておきましょう。
②汚れが目立ってしまった
外壁塗装してしばらくすると汚れが目立ってしまうケースも挙げられます。
たとえば、白や薄いベージュなど、明るい色は汚れが目立ちやすい傾向にあります。特に、雨だれや泥はね・排気ガスなどが付着しやすい道路に面した場所では、汚れが目立ちやすいため注意が必要です。
また、黒や濃いグレーなどの暗い色も、ホコリや水垢が目立ちやすい特徴があります。晴れた日に、ホコリや水滴が乾いて白く残ってしまうと、目立つかもしれません。
選ぶ色によって、汚れが目立つ可能性があることを覚えておきましょう。
③経年劣化で見た目が大きく変わってしまった
時間の経過とともに、塗装が大きく変化してしまうケースがあります。
紫外線や雨風・気温変化などの自然環境の影響を受けて、色褪せや変色といった経年劣化は避けられません。しかし、選んだ色によっては、その変化が予想以上に大きく、当初のイメージからかけ離れてしまうこともあるでしょう。
特に、鮮やかな赤や青などは色褪せが起こると、くすんだ色になりやすいため注意が必要です。
さらに、日当たりの良い場所と日陰の場所では、色褪せの速度が異なります。時間の経過とともに、角度によって色の差が大きくなり、不自然な見た目になってしまうかもしれません。
経年劣化はどの塗料を選んでも少なからず起こってしまうものの、色によっては色褪せや変色によって、大きく外観の印象が変わってしまうため、注意が必要です。
④近隣住宅と調和されなかった
外壁塗装の色選びで見落とされがちなのが、近隣住宅との調和です。ご自分の家だけを基準に選んだ色が、周囲の住宅の色合いと大きく異なってしまうと、浮いて見えてしまうことがあります。
たとえば、落ち着いたトーンや自然色が多く選ばれる地域で、鮮やかなビビッドカラーを選ぶと景観を損ねてしまうかもしれません。
最近では、景観に配慮して、派手な色や奇抜なデザインの塗装を規制している地域もあります。塗装後に近隣住民から苦情がきてしまい、塗り直しを余儀なくされるケースもあるため、注意が必要です。
外壁塗装色失敗を防ぐコツ
外壁塗装の色選びで失敗を防ぐコツは以下のとおりです。
色選びする前にコツを把握しておきましょう。
カラーサンプルを活用する
イメージと実際の外観とのギャップを避けるためには、カラーサンプルを活用しましょう。季節や時間によって色の見え方が異なるため、複数の季節や時間帯の条件を変えてサンプルを確認することが重要です。
また、業者に相談してカラーシミュレーションを利用するのも良いでしょう。可能であれば、実際に塗装予定の壁に試し塗りを行うのもおすすめです。
慎重な色選びと確認作業を心がけることで、理想と現実のギャップを最小限に抑えられます。
ツヤ感を比較する
ツヤ感が外壁の見た目に大きく影響を与えるため、色そのものだけでなく、ツヤ感にも注目することが重要です。塗料には、ツヤあり・半ツヤ・ツヤ消しといったさまざまな仕上がりがあるため、それぞれのツヤ感を比較してください。
ツヤありは光を強く反射するため、華やかで高級感のある印象を与えます。しかし、汚れや傷が目立ちやすいのがデメリットです。
ツヤ消しは落ち着いた上品な雰囲気を演出し、汚れや傷が目立ちにくいというメリットがある一方、光沢がないため新築のようなピカピカした仕上がりにはなりません。
ツヤありとツヤ消しのメリット・デメリットを比較し、あなたの家に合ったツヤ感を選びましょう。
近隣住宅とのバランスを考える
色選びの前に周囲の住宅をよく観察し、全体とのバランスを考慮して色選びすることが重要です。近隣の住宅と調和が取れなければ、地域全体の景観が崩れてしまいます。
個性をアピールしたい場合には、周囲の住宅の色合いを把握した上で、アクセントカラーを取り入れると良いでしょう。
近隣住宅との調和を意識することで、街並みに溶け込みながらも、個性を輝かせる、理想の外壁塗装を実現できます。
色の特徴を把握する
色にはそれぞれ特性があり、見た目や印象が変わるため、色の特徴をしっかりと把握して色選びすることが大切です。
中間色やアクセントカラーは汚れが目立ちにくく、長期間にわたって安定した色合いを保てる可能性が高くなります。
さらに、セルフクリーニング機能や汚れに強い撥水性・防汚性のある塗料を選ぶことで、汚れの付着を減らすことが可能です。また、経年劣化による色の変化を最小限に抑えるためには、耐候性の高い塗料を選びましょう。
信頼できる業者に相談し、立地条件やライフスタイルに合った最適な色と塗料を選ぶことが重要です。色の特徴を把握し、将来的な変化も見越した色選びを心がけましょう。
施工事例をチェックする
実際に家がどのように仕上がるのかイメージを持つことは難しいため、施工事例を参考にしましょう。カタログや色見本だけではわからない、色の印象や雰囲気を具体的にイメージできます。
ウェブサイトやカタログなどの施工事例で、さまざまな色の組み合わせをチェック可能です。なかでも、あなたの家に似た形状やスタイルの建物の施工事例を見ることで、よりイメージをつかみやすくなるでしょう。
ほかにも、近所に採用したい色の施工事例がある場合には、実際に見に行くのもおすすめです。しかし、同じ塗料でも外壁の素材や光の当たり方によって、色の見え方が変わることがあるため、あくまで参考にする程度に留めておいてください。
気に入った施工事例を業者に見せることで、希望する仕上がりをより明確に伝えられるため、色選びの失敗が少なくなるでしょう。
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まとめ
本記事では外壁塗装の色の失敗事例と失敗を防ぐコツを解説しました。外壁塗装は理想のイメージと実際のギャップが生まれてしまうことがあるため、色選びは慎重に行う必要があります。
色の特徴を把握した上で、信頼できる業者と相談しながら、後悔しない色選びをしましょう。
