外壁塗装は住宅にとって必要不可欠なメンテナンスですが、短期間で終わるものではないうえ、普段通りの生活ができなくなるため、いつ終わるのか気になるという方も多いのではないでしょうか。
今回は外壁塗装の施工期間や工程ごとの内容、外壁塗装工事中の注意点を詳しく解説しています。これから外壁塗装をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、以下の記事では西湘エリア(足柄上郡・二宮町・大磯町)でおすすめの塗装会社を紹介していますので、依頼する会社選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装にかかる日数は戸建てなら10〜14日前後
一般的な30坪の2階建て住宅の外壁塗装には、約10〜14日かかります。住宅が大きくなるほど塗装面積や下地処理の範囲が増えるため施工期間も長くなり、50坪以上の住宅の場合、3〜4週間ほどかかることが一般的です。
また、外壁塗装の期間は、季節や天候によっても変わり、雨が多く湿度の高い季節には、さらに1週間以上延びる場合も。早く終わらせて欲しい外壁塗装ですが、あまりにも早い日程で終わる工事を提案する業者は、工程の省略などをしている可能性があります。
塗料の十分な乾燥時間を取らずに上塗りをすると、仕上がりに悪影響が出るため、工事が短期間で終わると謳う業者には注意が必要です。
外壁塗装の工程ごとの内容と期間を解説
外壁塗装は大きく分けると以下の7工程です。
以下で、工程ごとに詳しい内容やかかる日数を解説します。
近隣への挨拶周り・工事準備
外壁塗装は、塗料の臭いや足場などで近隣の方にどうしても迷惑がかかってしまうため、工事前の挨拶は非常に重要です。
最近では塗装業者が挨拶回りをしてくれることも増えていますが、義務ではないため業者側が挨拶回りをするのか確認しておきましょう。実施期間は1日です。
足場仮設・飛散防止ネット張り
外壁塗装は高所作業があるため、足場の仮設は必要不可欠です。また、洗浄水や塗料が周囲に飛び散るのを防ぐために『飛散防止ネット』を張ります。
足場の仮設と飛散防止ネット張りはほとんどの場合、1日で終わります。
高圧洗浄
外壁を塗装する前に、壁や屋根に付着した汚れやコケ、カビなどを高圧洗浄機で洗い落とします。建物が大きかったり、複雑な形をしていなければ、作業日数は半日から1日で終わります。
ちなみに、高圧洗浄機の音は非常にうるさいため、気になる場合は作業中は外出するなどの対策をすると良いでしょう。
下地処理・養生
下地処理とは、新しく塗る塗料が一緒に剥がれ落ちてしまうのを防ぐために、古い塗装の膜をキレイにはがしたり、ひび割れた部分をパテで修復したりする作業です。
劣化がひどくない場合は1日程度で終わる作業ですが、外壁の劣化がひどい場合は作業工数が増えるため、全て終わるのに2~3日かかってしまうことも。サイディング外壁の場合は、コーキング処理が作業工程に入る可能性が高く、2日以上かかるパターンが多いです。
また、養生とは、外壁塗装を行う際に、塗装する部分以外の場所に塗料が付着しないように保護する作業で、窓ガラスやエアコンの室外機などをビニールシートやマスキングテープなどで覆います。養生作業も1~2日程度かかります。
塗装作業
塗装作業は、下塗り・中塗り・上塗りの3工程に分けて行います。3工程に分かれているうえ、合間あいまに乾燥の時間があるため最も時間がかかります。
かかる日数は建物の大きさや天候により変化するため、一概に「何日かかる」と断言することが難しい工程です。
点検と見直し
全ての塗装工事が完了した後、施主と一緒に仕上がりの点検を行います。塗り残しや塗りムラ、その他気になる箇所がないか入念にチェックし、気になる点があれば、その場で修正を依頼します。
やり直しがなければスムーズに足場の撤去作業へ進みます。
片付け・足場撤去
全ての工程が終わったら足場を撤去し、周辺のゴミを片付けて外壁の塗装工事は完了です。
外壁塗装中の注意点
外壁塗装中に注意すべき点は以下の3つです。
順に解説していきます。
塗装期間を短くすることはできない
塗料が完全に乾くまでには適切な乾燥時間が必要です。下塗り、中塗り、上塗りの間に乾燥時間を設けなければならないため、作業を早めることができません。
早く仕上げたいからと乾燥が不十分なまま塗り重ねると、膜が剥がれたり、仕上がりが悪くなったりするリスクがあります。
洗濯物が外に干せない
塗装作業中は洗濯物を外に干すことができません。塗料はもちろん、ゴミやホコリ、塗料の臭いが周囲に飛び散るため、洗濯物に付着したり、ニオイが移ったりする可能性があります。
一度付着した塗料やニオイは簡単に落とせないため、室内干しをおすすめします。
窓を自由に開けられない
外壁の塗装工事中は、窓全体をビニールシートで覆ってしまうため、基本的に塗装工事が終わる5~7日前後は窓を開けることができません。
窓を開けてしまうと塗料の臭いなどが室内に入ってしまうため、特に小さなお子さんやペットを飼われている家庭は注意が必要です。どうしても窓を開けて換気をしたい場合は、事前に依頼する塗装業者に相談するようにしましょう。
外壁塗装の工事期間が延びる可能性はある?
塗装工事は以下の条件で工事期間が延びる可能性があります。
では、解説していきます。
雨や台風など天気が悪いとき
雨や台風で壁面が濡れている状態では塗料をキレイに塗ることができないうえ、湿度が高い状態ではしっかりと乾燥させることもできません。
そのため、壁面が完全に乾くまで待つ時間が発生し、工事の期間が延びてしまいます。
経年劣化が激しく補修に時間がかかるとき
経年劣化により、外壁にひび割れや塗膜の剥離が多く発生している場合は『修復作業』が塗装作業の前に必要です。
ひび割れを埋めるためのシーリングや、剥がれた部分の再構築が行われるため、通常の塗装作業より時間がかかります。また、経年劣化が激しい場合、補修に使う材料も増えるため、次の工程に進むまでの待機時間がさらに延びてしまうでしょう。
乾燥に時間がかかる塗料を使用したとき
使用する塗料によって、乾燥にかかる時間が異なります。例えば、油性塗料や高耐久性の塗料は、一般的な水性塗料よりも乾燥に時間がかかることがあります。
各層が完全に乾くまで次の塗装工程に進むことができないため、乾燥に時間がかかる塗料を使うと工事期間が延びてしまうため、塗料選びも重要です。
冬などの日照時間が短いとき
外壁塗装は充分な明るさが必要ですが、日照時間が短い冬は作業時間が制限されるうえ、気温が低いと塗料の乾燥が遅れ、次の塗装工程に進むまでの待機時間が長くなります。
さらに、朝晩の湿度が高い日は結露が発生し、塗装面が湿ることで作業に遅れが出ることも。視界の悪化による安全面の問題もあり、冬場は特に高所作業が制限されることがあります。
以上の要因から、冬場に外壁塗装を行う場合、工事期間が延びる可能性が高くなると言えるでしょう。
外壁塗装の工事期間を長引かせないためのポイント3つ
外壁塗装の工事期間を長引かせないポイントは以下の3つです。
順に解説します。
梅雨・台風シーズンは避ける
梅雨や台風の時期は雨の日が多く、外壁が濡れると塗料がしっかりと密着しないうえ、塗料の乾燥にも時間がかかり、次の工程に進むまで待機が必要です。
さらに、台風シーズンの強風によって足場が不安定になり、安全面から作業が止まることもあります。
このような悪天候の時期を避けることで、スムーズな作業進行が可能になり、工事期間の延長を防ぐことができます。
事前に現地調査をしてもらう
契約する前に現地調査をしてもらうことで外壁の劣化やひび割れ、汚れの程度を確認し、業者は必要な補修や適切な塗料・工法を事前に確認できます。
これにより、無駄な作業や追加工事を防ぎ、スムーズに塗装工事を進行することが可能です。また、調査結果に基づいた工事計画を立てることで、予想外のトラブルによる遅延が減少し、工期を最適化できます。
色の打ち合わせを事前に行う
塗装開始後に色を変更すると、塗料の再注文や調整が必要となり、工期が延びる原因となります。
工事着工前に塗る色を決めておくのが基本ですが、色の打ち合わせをしておけば、仕上がりイメージを確認でき、再塗装のリスクが軽減されます。
さらに、塗装する色を早めに決定することで、塗料の手配や準備が効率的に進み、予定通り工事を完了できるようになるでしょう。
外壁塗装なら空創工房リ・メイクハウスがおすすめ
項目 | 詳細 |
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会社名 | 空創工房リ・メイクハウス株式会社 |
住所 | 神奈川県中郡二宮町二宮 1276 |
対応エリア | 足柄上郡・二宮町・大磯町 |
ホームページ | https://kk-remake.com/ |
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まとめ
外壁塗装は戸建てなら建物の大きさにもよりますが10~14日前後で完了すると考えて良いでしょう。
しかし、天候によっては工事期間が延びる可能性もあるため、外壁塗装を依頼する期間の前後は余裕を持たせておくのがおすすめです。詳しい工事の工程や日程は、打ち合わせ時や実際に工事に入ったあと、業者に相談してみてください。