外壁塗装を検討している際、塗料選びで悩んでいる方は、多いのではないでしょうか。外壁塗装に使用される塗料の種類は数多く存在します。
塗料のメリット・デメリットを把握していないと、外壁塗装をした後に後悔する可能性が高いです。そこでこの記事では、外壁塗装に使用される塗料8選について解説します。
外壁塗装の塗料選びで失敗しないためにも、この記事をチェックしてみてください。
また、以下の記事では西湘エリア（足柄上郡・二宮町・大磯町）でおすすめの塗装会社を紹介していますので、依頼する会社選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装に使用される塗料8選
外壁塗装に使用される塗料は以下の8種類です。
それぞれの特徴を把握して、どの塗料が自宅に最適なのかを考えてみてください。
ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料は柔軟性や耐久性、密着性に優れており、幅広い素材に使用できる塗料です。価格帯も比較的リーズナブルでコストパフォーマンスに優れているため、住宅の塗り替えやDIYなど、さまざまなシーンで利用されています。
ウレタン塗料には、溶剤系と水性があります。溶剤系は、耐久性や密着性に優れていますが、臭いが気になる可能性が高いです。水性は、臭いが少なく、環境に優しいですが、溶剤系に比べて耐久性が劣る場合があります。
特殊塗料の特徴
特殊塗料とは、従来の塗料に特殊な機能や性能を付加した塗料の総称です。種類は多く、遮熱や断熱、防水、防汚、抗菌、消臭など、さまざまな機能を持つものが存在します。
たとえば、遮熱塗料は太陽光の熱を反射することで、屋根や外壁の温度上昇を抑制し、室内の冷房効率を向上させる効果があります。断熱塗料は、建物内部の熱を逃がしにくくすることで、暖房効率を高め、冬場の暖房費を節約することが可能です。
防汚塗料は、汚れが付着しにくく、付着しても簡単に落とせるため美観を維持できます。抗菌塗料は、カビや細菌の繁殖を抑制し、住まいの衛生環境を保つ効果があります。
特殊塗料を適切に選ぶことで、住まいの快適性や耐久性を向上させ、長期的なメンテナンスコストを削減できるでしょう。
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料は、主成分にシリコン樹脂を使用した塗料です。シリコン樹脂はケイ素と酸素が結合した化合物で、優れた耐候性、耐熱性、耐水性、耐薬品性を持つことが知られています。
シリコン塗料の最大のメリットは耐久性です。紫外線や雨風、温度変化など、厳しい環境下でも劣化しにくく、建物を長期間保護します。
一般的に、シリコン塗料の耐用年数は10年〜15年程度といわれています。他の塗料と比較して非常に長く、メンテナンスの頻度を減らすことが可能です。
また、シリコン塗料は撥水性にも優れています。雨水を弾き、汚れが付着しにくいため、美観を保ちやすいです。防カビ性や防藻性を持つ製品もあり、建物を清潔に保てるでしょう。
無機塗料の特徴
無機塗料は、主にガラスやセラミックなどの無機物を主成分とした塗料です。無機塗料の特徴は、優れた耐久性が挙げられます。
紫外線や雨風による劣化が極めて少なく、一般的な塗料と比較して数倍以上の耐用年数を誇ります。建物を長期にわたって保護し、メンテナンスコストを削減する上で大きなメリットです。
また、無機塗料は耐候性にも優れ、酸性雨や塩害にも強く、建物を守ります。表面が滑らかで汚れが付着しにくく雨水で洗い流されるため、美観を長く保つことも可能です。
近年では、デザイン性の高い無機塗料も登場しており、建物の外観をより魅力的に演出できます。無機塗料は初期費用が高めですが、長期的に見るとメンテナンスコストを抑えられ、非常に経済的です。
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、フッ素樹脂を主成分とした塗料です。フッ素樹脂は、非常に安定した化学構造を持つため、紫外線や雨風などの外部からの刺激に強く、劣化しにくいという特性があります。
一般的な塗料と比較して、塗り替えの頻度を大幅に減らせます。また、耐候性にも優れているため、塩害や酸性雨などにも強く、住宅を長期にわたって保護できるのもポイントです。
フッ素塗料は、汚れが付着しにくいという特徴もあります。表面が滑らかで、静電気を帯びにくい性質を持つため、ホコリやカビなどが付着しにくく、美観を維持できます。
ただし、フッ素塗料は価格が高いです。初期費用は高いものの、耐久性や耐候性に優れており、長期的に見るとコストパフォーマンスの高い塗料といえます。
アクリル塗料の特徴
アクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とする塗料です。アクリル塗料は他の塗料と比較して価格が安価でありながら、比較的優れた耐久性や耐候性を備えています。
また、カラーバリエーションが豊富です。鮮やかな色合いを表現できるため、住宅のデザイン性を高めるのに役立ちます。
ただし、耐久性はシリコン塗料やフッ素塗料と比較するとやや劣ります。定期的なメンテナンスが必要となるケースが多いです。また、アクリル塗料は塗膜が硬いため、ひび割れしやすいという側面もあります。
ナノテクノロジー塗料の特徴
ナノテクノロジー塗料とは、ナノテクノロジーを応用した塗料のことです。ナノテクノロジー塗料の最大の特徴は、微細な粒子構造です。
ナノメートル（10億分の1メートル）単位の粒子が塗膜を形成することで、表面積が大幅に増加し、さまざまな機能を発揮します。たとえば、撥水性や防汚性、抗菌性、耐候性などです。
また、近年注目されているのは、セルフクリーニング機能です。塗膜表面に付着した汚れを雨水で洗い流せる機能で、メンテナンスコストを削減できます。
従来の塗料に比べて、耐久性が高いため、塗り替えの頻度を減らすことも可能です。ただし、ナノテクノロジー塗料は比較的新しい技術なため、価格が高いことや、施工技術が確立されていないなどのデメリットがあります。
ラジカル制御型塗料の特徴
ラジカル制御型塗料は、ラジカルの発生を抑制する特殊な成分を配合している塗料です。ラジカルとは、紫外線によって塗料中の成分が分解され発生する物質です。
チョーキング現象（塗膜の粉化）や、塗膜の剥がれなどの症状を引き起こします。ラジカル制御型塗料を使用すると、塗膜の劣化を大幅に遅らせることが可能です。
従来の塗料に比べ、塗り替えの頻度を減らせます。また、紫外線による劣化を防ぐため、美観を長期間維持できます。防汚性や防水性など、さまざまな機能を持つ製品も存在するのが特徴です。
ただし、ラジカル制御型塗料は、比較的新しい技術であるため、取り扱っている業者が少ないです。塗料の種類によっては、価格が高くなる場合があります。
塗料を選ぶ際のポイント
塗料を選ぶ際のポイントは以下の3つです。
それぞれのポイントを把握して、最適な塗料選びをするようにしましょう。
メーカーをチェックする
塗料の性能は、メーカーによって大きく異なる場合があります。信頼できるメーカーを選ぶことは、塗料選びの重要なポイントのひとつです。
長年の歴史があるメーカーは、信頼性が高いです。また、高い技術力を持つメーカーは、高品質で高性能な塗料を開発しています。
メーカーによって塗料の寿命や性能が異なるため、業者にどこのメーカーを使用するか確認してみてください。
色選びを入念にする
外壁塗装業者の意見を参考にしながら、色選びをしましょう。外壁の色によっては同じ色を再現できない可能性があります。また、外壁の色を変更したい場合は、シミュレーションをした上で色を決めることが重要です。
塗料の色は塗装業者や塗料のメーカーによって、選べる選択肢に限りがあります。希望の外壁にできるよう、色選びを入念におこないましょう。
費用を考慮する
一般的に、耐久性が高い塗料ほど価格が高くなる傾向があります。たとえば、シリコン塗料やフッ素塗料は、ウレタン塗料やアクリル塗料に比べて高価です。
しかし、耐久性が高い塗料は、塗り替えの頻度を減らせるため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れている場合があります。
また、塗料の価格だけでなく、施工費用も考慮に入れる必要があります。施工費用は、塗料の種類や施工面積、業者の技術力によって異なります。複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討することが大切です。
予算に限りがある場合は、耐久性と価格のバランスが良い塗料を選ぶのがおすすめです。シリコン塗料は、耐久性と価格のバランスが良く、多くの住宅に採用されています。
塗料選びに迷った場合は、専門業者に相談しましょう。専門業者は、建物の状態や予算に合わせて、最適な塗料を提案してくれます。
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| 住所 | 神奈川県中郡二宮町二宮 1276 |
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まとめ
外壁塗装に使用される塗料の種類は豊富にあります。自宅の外壁の素材や色に合う最適な塗料を選ぶことが大切です。
塗料それぞれに特徴が異なるため、メリット・デメリットを把握した上で、塗料選びをしましょう。塗料選びをする際は、初期費用だけでなくメンテナンス費用も考慮する必要があります。
この記事を参考にして、外壁塗装の塗料選びで失敗しないようにしましょう。
